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色声機械*62


は2人きりで・・・


電気が消されたロボの部屋の中。
開けっ放しのカーテンからは月明かりと、
遠くの街灯の光が入ってきてボンヤリと部屋を照らしている。

その部屋の中ではアナログ時計の秒針の音がヤケに大きく聞こえてる。
私たちはベッドの上で寒くないようにって、二人で毛布を被って、じっと時計を見つめていた。

そして…

「5,4,3.2,1…」

「「あけましておめでとうー」」

時計はきっちり0時ちょうど。
二人同時に新年の挨拶。

「今年も宜しく、ニコ」
「こちらこそ、ロボ」
って笑って今年初めての会話が嬉しくって。
ぎゅっとロボに抱きついた。
するとロボもぎゅってしてくれて。

「ニコ…」

って優しく私の頬を撫でて、それからゆっくりとロボの顔が近付いてきたから。
私はそっと目を閉じる。
そして―――――


「ねえ、ロボ。初詣行こうよ」
電気が点った部屋の中。
テーブルには食べ終わったお蕎麦の後。
テレビでは既に始まった新年を祝う番組が流れていた。
「じゃあ、これ片付けるの手伝ってくれたらいいよ~」
「はいっ!手伝いますっ」
挙手をして立ち上がれば、ロボは笑った。


ねぇ、ロボ。
今年だけじゃなくて、ずっと。
ずっとよろしくね。
 
 
a happy new year 2009


今年もよろしくお願いしますvv 珠
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