doramaちゃんねる★色声機械メインです
色声機械*62
晴れた日は・・・
「やっと晴れた!」
閉め切ったカーテンを勢い良く開けると真っ青な空が目に入った。
一週間ぶりに晴れた事もあって布団を干して、それから家を飛び出した。
行き先は一つ。
「ロボ、いるー!!」
勢い良く開けてロボの家に上がり込む。
「まだ寝てるし!」
カーテンが閉められた薄暗い部屋。
ズカズカと進みベッドの堺のカーテンを開けるとそこには布団に潜り込むこの部屋の主。
「起きなよ、すっごい天気いいんだから」
ぽすぽすと布団を叩くと『ん~』と唸り声をしながらモゾリと動いた。
「・・・にこ、はやいよ」
掠れた声のロボに『早くないって』と言うと、
「あ、さがたまで・・・プラモ作ってたから・・・ねむ・・・い」最後は言葉になっていなかった。
でもそんなの関係ない。
私はロボの布団を掴むと「エイッ!!」と勢い良く引っ張った。
「うわぁっ」
突然無くなった布団にロボは慌てふためいた。
「ひどい、ニコの悪魔ー!」
「うっさい!」
ぶつくさ言うロボを一喝し、
「今日は天気いいから布団干すの。だから早く起きてよ」
ロボの腕を掴むとグイッと引っ張った。
だけど、なにを考えてるのかロボは逆に引っ張った。
「きゃっ!!」
力いっぱい引っ張られて、わたしはロボの上に倒れこんだ。
「あれ~、一緒に寝たいの、ニコは」
なんて意地悪そうに笑った。
「違っ!ロボが引っ張るから・・・ンンッ」
唇に柔らかい感触。
それと同時に生暖かいモノが唇を割って、口内に進入した。
その気持ちよさに、
「・・・んぁっ・・・」
イヤらしい声が思わず漏れて、途端に全身が火照る。
暫くしてロボが放してくれたけど、まともにロボの顔が見れなくなっていた。
「ニーコッ。・・・・一緒に寝よっか?」
ロボの囁きが更に全身を、脳内を甘く痺れさせる。
せっかくの晴れの日なのに・・・・
頭の片隅でそんなことがちらついた。
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