doramaちゃんねる★色声機械メインです
L c/h/a/n/g/e t/h/e W/o/r/L/d L×真/希
P a n d a
カタカタカタ…
部屋に響くのはキーボードの音。
そして、真希の歓喜の声。
「うわぁ♪すっごい可愛いぃ~」
ソファに座り、テレビを見ていた真希がバタバタと足踏みしだした。
一体何を見ているんでしょうか。
真希のあまりの喜び様に少し興味が沸いてきた。
Lは手を止めて、椅子を回転させた。
テレビにはコロコロ転がる白と黒の生き物…
「パンダですか…」
Lの呟きが聞こえた真希は、首だけを反らした。
「もしかして、仕事のじゃましちゃってた?」
眉を寄せて、申し訳ない顔をした真希に、『そんな事はありません』と言うとLは砂糖たっぷりの激甘紅茶を片手にペタペタ歩き、真希の隣に両膝を上げて座った。
「真希さんも飲みますか?」
「いらない」
ぷるぷると頭を振ると、Lは少し残念そうな顔をした。
暫く黙ってテレビを見ていた。
真希もLが突然仕事を止めて、隣に来た訳が解らずチラチラと伺う様に顔を見た。
だけど、テレビに映る赤ちゃんパンダの食事姿や遊ぶ姿に、いつの間にかLよりもそっちに見入っていた。
「いいなぁ♪かわいー、欲しいぃ~、触りたい~」
興奮した真希はバシバシと隣にいるLの肩を叩く。
「痛いです。真希さん」
いつもの無表情なまま痛がるL。
「あ、ごめん…テレビに夢中だった」
叩いていたLの肩を撫でながらも視線はテレビに向いたまま。
「パンダ好きですか?」
「勿論っ!大好きっ」
「どこがですか?」
「そうだなぁ~、白黒なとこ?」
くるくると指を自分の目の所で回した。
「白黒ですか…では私の事も好きですか」
「?」
Lの言葉に指をくるくるしたまま、真希が小首を傾げた。
「私にも…ほら、パンダと同じものが」
Lは自分の目の下に指を当てた。
「隈じゃん…それ」
真希の冷ややかなツッコミが瞬時に入る。
「私はパンダ以下ですか…」
Lはくるりと真希に背を向けた。それを見た真希が慌ててLの首に抱き付き、
「怒った? 怒っちゃったの?」
顔を覗き込む様に前のめりになると、
「パンダを大事にしてください」
とガリガリと爪を噛みながら言った。
「パンダは好きだけど…違うよ」
抱き付いた腕に少し力を込めた。
「パンダは見てるだけでいいの。竜崎は見てるだけじゃ嫌だよ…」
癖のついた髪に顔を寄せた。ふわりとシャンプーの甘い匂いがした。
「それならば、たくさん触れて下さい」
Lの言葉にどんなニュアンスが含まれているか考えると恥ずかしさで首まで赤く染まる。
「真希さん、鼓動が早いですね」
首に回した手にLの冷んやりとした手が重なる。
「竜崎が…変な事言うから」
「私は正直に言ったまでです」
重ねた手を少し動かし、軽く引けば、真希の体がクルッとLの腕の中に納まる。
「っ!?」
「もっと正直に言えば、私自身がもっと触れたいです」
甘い香りに包まれて
甘い甘い2人の時間が始まる
部屋に響くのはキーボードの音。
そして、真希の歓喜の声。
「うわぁ♪すっごい可愛いぃ~」
ソファに座り、テレビを見ていた真希がバタバタと足踏みしだした。
一体何を見ているんでしょうか。
真希のあまりの喜び様に少し興味が沸いてきた。
Lは手を止めて、椅子を回転させた。
テレビにはコロコロ転がる白と黒の生き物…
「パンダですか…」
Lの呟きが聞こえた真希は、首だけを反らした。
「もしかして、仕事のじゃましちゃってた?」
眉を寄せて、申し訳ない顔をした真希に、『そんな事はありません』と言うとLは砂糖たっぷりの激甘紅茶を片手にペタペタ歩き、真希の隣に両膝を上げて座った。
「真希さんも飲みますか?」
「いらない」
ぷるぷると頭を振ると、Lは少し残念そうな顔をした。
暫く黙ってテレビを見ていた。
真希もLが突然仕事を止めて、隣に来た訳が解らずチラチラと伺う様に顔を見た。
だけど、テレビに映る赤ちゃんパンダの食事姿や遊ぶ姿に、いつの間にかLよりもそっちに見入っていた。
「いいなぁ♪かわいー、欲しいぃ~、触りたい~」
興奮した真希はバシバシと隣にいるLの肩を叩く。
「痛いです。真希さん」
いつもの無表情なまま痛がるL。
「あ、ごめん…テレビに夢中だった」
叩いていたLの肩を撫でながらも視線はテレビに向いたまま。
「パンダ好きですか?」
「勿論っ!大好きっ」
「どこがですか?」
「そうだなぁ~、白黒なとこ?」
くるくると指を自分の目の所で回した。
「白黒ですか…では私の事も好きですか」
「?」
Lの言葉に指をくるくるしたまま、真希が小首を傾げた。
「私にも…ほら、パンダと同じものが」
Lは自分の目の下に指を当てた。
「隈じゃん…それ」
真希の冷ややかなツッコミが瞬時に入る。
「私はパンダ以下ですか…」
Lはくるりと真希に背を向けた。それを見た真希が慌ててLの首に抱き付き、
「怒った? 怒っちゃったの?」
顔を覗き込む様に前のめりになると、
「パンダを大事にしてください」
とガリガリと爪を噛みながら言った。
「パンダは好きだけど…違うよ」
抱き付いた腕に少し力を込めた。
「パンダは見てるだけでいいの。竜崎は見てるだけじゃ嫌だよ…」
癖のついた髪に顔を寄せた。ふわりとシャンプーの甘い匂いがした。
「それならば、たくさん触れて下さい」
Lの言葉にどんなニュアンスが含まれているか考えると恥ずかしさで首まで赤く染まる。
「真希さん、鼓動が早いですね」
首に回した手にLの冷んやりとした手が重なる。
「竜崎が…変な事言うから」
「私は正直に言ったまでです」
重ねた手を少し動かし、軽く引けば、真希の体がクルッとLの腕の中に納まる。
「っ!?」
「もっと正直に言えば、私自身がもっと触れたいです」
甘い香りに包まれて
甘い甘い2人の時間が始まる
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