doramaちゃんねる★色声機械メインです
踊/る/大/捜/査/線*青/島×す/み/れ
ワガママ猫の飼い方
最近の青島君は…
×××
「最近、誰かに見られてるんだよね」
時刻は既に深夜二時を過ぎていた。
当直の青島があくびを我慢もせずに書類に向っていた時。ふとぼやいた。
「気のせいでしょ」
同じく当直のすみれが振り向きもせず、まるで切り捨てるかの言い方に青島が、
「冷たいなぁ、すみれさんは」
少し拗ねた様な言い方をした。
「俺だって気のせいだと思っていたよ。だけど、ここんとこ毎日続くと気になっちゃうでしょ?」
「毎日?」
その言葉にすみれが振り向いた。
「そう、毎日。しかも決ってここに居る時」
「ここって…ここ?」
すみれが指で机の隅を2、3回突っ突く。
「そう、此所」
青島も同じ様に突っ突いた。
「青島くんに熱い好意を持った、可愛い女の子…な訳ないわよね。きっと誰かに狙われてるのよ…そう。怨みを持つだ・れ・か・に!!」
「ひどいよ、すみれさん」
「だって青島くんは色々な人にモテモテだから」
「なんか刺がない?」
「そう? だって最近は署内だけじゃなくって、巷でも合コン主催までしてるって…」
「……」
すみれの冷めた視線にタジタジになりつつ、
「いや、あれはね、市民の皆さんとコミュニケーションを」
「ふーん」
すみれはクルッとイスを回転させ、書類へ向いた。
「『ふーん』ってそれだけ!?」
イスを勢い良く転がし、すみれの横に着く。
「す、すみれさ~ん」
「なに?」
「怒ってる?」
「別に怒ってませんよ。青島くんが合コンだのなんだのって、私を全然食事に連れてってくれないからって事で怒りませんよ~だ」
「…怒ってるじゃないか」
すみれの拗ねた言い方に青島の顔が緩む。
「じゃあ、当直明けたらこのまま食事行かない?」
「青島くんの奢りよね?」
「給料出たばかりなので。ってあんまり高いのは勘弁してよっ」
「ふふっ。じゃあ何処に行こうかしら~」
引き出しからグルメ雑誌を取出すとペラペラ捲り出した。
「どうせなら遠くまで行っちゃう?休みだし」
ニコニコ笑いながらイスを回転させるすみれの姿に青島は微笑んだ。
「すみれさんとなら、何処までも行くよ」
×××
「最近、誰かに見られてるんだよね」
時刻は既に深夜二時を過ぎていた。
当直の青島があくびを我慢もせずに書類に向っていた時。ふとぼやいた。
「気のせいでしょ」
同じく当直のすみれが振り向きもせず、まるで切り捨てるかの言い方に青島が、
「冷たいなぁ、すみれさんは」
少し拗ねた様な言い方をした。
「俺だって気のせいだと思っていたよ。だけど、ここんとこ毎日続くと気になっちゃうでしょ?」
「毎日?」
その言葉にすみれが振り向いた。
「そう、毎日。しかも決ってここに居る時」
「ここって…ここ?」
すみれが指で机の隅を2、3回突っ突く。
「そう、此所」
青島も同じ様に突っ突いた。
「青島くんに熱い好意を持った、可愛い女の子…な訳ないわよね。きっと誰かに狙われてるのよ…そう。怨みを持つだ・れ・か・に!!」
「ひどいよ、すみれさん」
「だって青島くんは色々な人にモテモテだから」
「なんか刺がない?」
「そう? だって最近は署内だけじゃなくって、巷でも合コン主催までしてるって…」
「……」
すみれの冷めた視線にタジタジになりつつ、
「いや、あれはね、市民の皆さんとコミュニケーションを」
「ふーん」
すみれはクルッとイスを回転させ、書類へ向いた。
「『ふーん』ってそれだけ!?」
イスを勢い良く転がし、すみれの横に着く。
「す、すみれさ~ん」
「なに?」
「怒ってる?」
「別に怒ってませんよ。青島くんが合コンだのなんだのって、私を全然食事に連れてってくれないからって事で怒りませんよ~だ」
「…怒ってるじゃないか」
すみれの拗ねた言い方に青島の顔が緩む。
「じゃあ、当直明けたらこのまま食事行かない?」
「青島くんの奢りよね?」
「給料出たばかりなので。ってあんまり高いのは勘弁してよっ」
「ふふっ。じゃあ何処に行こうかしら~」
引き出しからグルメ雑誌を取出すとペラペラ捲り出した。
「どうせなら遠くまで行っちゃう?休みだし」
ニコニコ笑いながらイスを回転させるすみれの姿に青島は微笑んだ。
「すみれさんとなら、何処までも行くよ」
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