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*すいか*

火照った身体を冷めさせて…





「ろ~ぼ~」
いつものように声を掛けて、だけどロボの返事を聞かずにドアを開けた。
「いらっしゃい~」
部屋に入ると扇風機の前で半分裸のような格好のロボがいた。

「…ヘンタイ」

ボソッと呟いたつもりだったけど聞こえたらしく、
「何しに来たんだよ~」
とふてくされた感じ。
だけど、
「うちじゃ、食べきれないから持ってきた」
手にしていたスーパーの袋を差し出すとロボの態度が一変。
「なになに!?食べ物だよね」
常に飢えてるこの会社員は目をキラキラ輝かせた。
「すいかだよ。お母さんの友達が長野ですいか作ってるから、毎年山のように届くんだよね…
って、ロボ聞いてる!?」
ロボは袋からすいかを取り出すとテーブルに置き、拝んでいた。
そして、某お笑い芸人みたく一気に食べようとした瞬間。

「ロボ、感謝の気持ちはっ!?」

なんて可愛げのない事を言ってしまった。
すいかを持ったままのロボはキョトンとして、一瞬視線が宙を泳いだ。
そして、
「じゃあニコに感謝を込めて一番美味しいのをあげましょう~♪」
楕円形のすいかの真ん中をパキッと折り、私に差し出した。
「はい、あ~んして」
ニコニコ笑ってるロボ。
「し、仕方ないなぁ。
あ~ん…」
大きな口を開けると、ロボがすいかを入れてくれた。
その時、ロボの指が私の唇に当たって。
だけどロボは気にする様子も無く、そのままペロリと指先を舐めた。
「すいか、甘い?」
ロボが聞いてきても、全く味がわからなかった。
ロボが無意識にした行動が頭から離れなくて。


部屋が暑いのか…

私の体が火照ってるのか…



わからない。 



*******
私の地元はスイカの名産地~。
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なつかしいです
暑い盛り、山形村のスイカ直売所まで彼とスイカを買いに行っていたときのことを思い出しました。一緒なら、冷えていないスイカだっておいしくって今でも思い出すいい思い出です。
2007/08/20(Mon)22:38:53 edit
椎さま
メールとコメントありがとうございます。キリリクの件、遠慮無くしてください~(*^_^*)こんな私で良かったら一生懸命頑張りますので♪

うわうわ~♪山形村なんて…ホント近いですよ。ちなみに今仕事先が山形村なので。なんだか素敵な運命ですね~(>▽<)←勝手に言わせてください。
今年は山形もスイカが豊作らしく、山のように仕事先に届いてます。スイカ地獄と会社では言われている(-_-;)
でも小さいときからスイカは好きなので私は密かに嬉しかったりします~。
2007/08/21 16:33
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